今回は水田やあぜ、水たまりの脇などで見かける『タカサブロウ(高三郎)』の効能について説明します。そしてこの野草、食べれます。
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タカサブロウ(モトタカサブロウ)の効能について説明します。ハゲにも効果があった。
先日漢方薬局で買ったお茶に見慣れない「タカサブロウ」ものがあったので調べてみたら漢方でもアーユルヴェーダでも髪の毛に効く材料らしい。そうだ10円ハゲのはなししてる時に勧められたんだった。白髪にも良くてヒゲもよく生えるらしい。そうか。
— おごう10/11SPARK15南1キ28b (@hangmong) July 29, 2016
タカサブロウは、漢方として販売されていますね。生薬名がありその名は『旱蓮草(カンレンソウ)』。この野草をグイッと折ると、黒い汁が出てきます。その汁を髪に塗ると、黒くなり育毛を促すとの情報がありました。インドでは育毛剤として使用されてきたようですね~。
この野草は、腰痛や冷え性、生理不順、アンチエイジングなどにも効果があると言われていましたので、どのように身体に摂り込むのか調べてみました。すると、煎じて服用するといいようです。夏の時期(開花期)に全草を採取し、乾燥させましょう。水0.6ℓに対し、タカサブロウを10g程度煎じて服用します。
...詳しい情報がありますので、良かったら見て下さい。

タカサブロウは食べれる。
タカサブロウには毒はありませんので、食べる事が出来ます。あまりこの野草を使って料理をする人は少ないですが。
タカサブロウの特徴。葉と花の画像あり。
- キク科
- 1年草
- 自生する場所(水田、あぜ等)
- 分布(本州、四国、九州、南西諸島)
- 葉の形(対生して披針形で緑色。先端は尖っている。不規則な鋸歯あり。剛毛でザラザラ)
- 花の形(くすんだ白色の丸い頭花。中心付近は管状花で、その周りに2列に舌状花が並ぶ。)
- 咲く季節(7月から10月)
タカサブロウとアメリカタカサブロウの違いについて。
タカサブロウとアメリカタカサブロウの違いについて説明します。まず、名前の通り、アメリカタカサブロウの原産は熱帯アメリカです。
とても似ていて区別ができない人が多いようですが、アメリカタカサブロウは葉が細めで、葉の基部に向かって葉の幅が狭くなっていく傾向があるようです。
そして見分けるポイントとして最も簡単なポイントは、『そう果の形』です。タカサブロウのそう果の周りには透明な翼があり、幅が広く見えますが、アメリカタカサブロウのそう果には翼がありません。
タカサブロウ Eclipta thermalis
2019. 9.16 愛知県碧南市
湿地畔に生える。果実を縁取るように翼がある。アメリカタカサブロウより全体ずんぐりした印象で、上部の葉が幅広な傾向があるようだ。 pic.twitter.com/S5UlwM6B7D— ぬーむ@ (@Celastrus91st) September 16, 2019
タカサブロウの由来について。
タカサブロウの名前の由来について調べていると、二つの説がある事が分かりました。一つ目は、目のただれを治してくれることから、”タタラビソウ”と言われはじめ、そしてその後は名前が転嫁して”タカサブロウ”と言われるようになった説。
二つ目は、貧乏人の高三郎という人物が、この野草の茎を使って紙に字を書いた事が由来だという説です。確かに、タカサブロウというネーミングですし納得しますよね。
英名では、Eclipta thermalisと言います。
まとめ。
今回はタカサブロウの効能について説明しました。生薬名は旱蓮草(カンレンソウ)と言い、様々な効果がある事が分かりました。白髪染めの材料や育毛剤の材料にも使用されています。
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