今回は『ムラサキサギゴケ(Mazus miquelii)についてまとめました。
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ムラサキサギゴケには毒性がある!食べないように。
僕は5月に岡山県に行き、その時に山歩きをしていました。それは何故かというと、食べれる野草を勉強するためです。w
いや、これを聞いて貴方はどう思います?ただの変人って思いますか?それとも、僕の意見に賛同してくれますか?まあ、別にどちらでもいいんですがね...
まあ、そんな事はどうでもいいとして、今回発見した『ムラサキサギゴケ』には毒性が含まれているようです。ですから、食べない方が賢明です。
ムラサキサギゴケは『ハエドクソウ科(蠅毒草)』で、蠅毒草の根をすりおろしたり、煮詰めたりすると毒が採れるという事が分かっています。”蠅毒”と言われているのは、蠅を●す為だったのです。ですから、そんな草を食べてはいけません。
蠅毒草の毒成分を調べたのですが、主な成分は『フリマロリン』という毒成分だそうです。誤って食べると嘔吐の症状が出るんだとか。ただ、この毒成分が含まれているのは蠅毒草であって、『サギゴケ』とは書かれていません。
どんな毒成分が含まれているのかは分かりませんでしたが、蠅毒草科ですから同じ成分であるのではないでしょうか。
ムラサキサギゴケの特徴。葉と花の画像。
- シソ目ハエドクソウ科サギゴケ属
- 一年草
- 分布(本州から九州。湿気のある道端や畑。)
- 高さ(5~25㎝程度)
- 花期(4〜5月)
- 葉(葉は根ぎわに集まりその間から匍匐茎を伸ばす。倒卵形で鋸歯は不揃い。長さは2㎝から5㎝
- 花(1㎝程の唇形花で色は淡紫色。根ぎわの葉の間から花茎を伸ばす。少ない数の花を咲かす。萼は鐘形。無毛またはまばらに腺毛が生える。
- さく果(扁球形)
サギゴケの漢字は『鷺苔』なのですが、何故そのような漢字が付けられたかというと、花の形が『鷺』が羽を広げているように見えたからだそうです。そして、『苔』が付いているのは、苔のように地を這っている事を見たてて付いたようです。なるほど~
ムラサキサギゴケの花の色は『紅紫色』ですが、白いバージョンがあります。白い花を咲かせる花は、『シロバナサギゴケ』『サギシバ』と言われています。
ムラサキサギゴケの花言葉。
サギゴケの花言葉は、、、
忍耐強い
追憶の日々
あなたを待っています
だということが分かりました。何故このような花言葉が付けられたのか考えてみたのですが、ちょっと難しいですね。。。
あなたを待っていますというのは、小さいために発見する事が難しいからでしょうか?
ムラサキサギゴケとトキワハゼの違いについて。
石段の隙間に咲くトキワハゼ。ムラサキサギゴケと似ていてよくセットで語られる野草だが、見慣れると迷わない。サイズが小さいのだ。ここで比較ができるとわかりやすいのだけど、あいにくサギゴケは今年はまだ見てない。なんとなく好きな、控えめな春の花のひとつ。3月7日。 pic.twitter.com/LMStV9CKPZ
— 日高トモキチ@通常運転中 (@mokizo) March 6, 2020
ムラサキサギゴケとトキワハゼ
似たもの同士。サギゴケのほうが大きく、下唇が大きく裂けます。#植物#ハエドクソウ科 pic.twitter.com/eJyYeE5xHk— 花鳥蟲月 (@kacho_chugetsu) April 30, 2020
トキワハゼの花の大きさは1㎝程で、サギゴケは2㎝程度ですね。それがまず見分けるポイント。そしてサギゴケの上唇は深くて2裂。茎は横に這うランナーです。トキワハゼにはランナーがありませんので、それも見分けるポイントですね。
まとめ。
今回はムラサキサギゴケ(鷺苔)の毒性などについて話しました。ハエドクソウ(蠅毒草)科の名の通り、毒が含まれているので食べることはやめておいた方がいいです。
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