今回はインドヨメナとも呼ばれている『コヨメナ(Kalimeris indica)』について話します。コヨメナは、四国、沖縄、九州南部、小笠原諸島に生息する野草だそうですが、ヨメナしか知らない人は、判断が難しいようです。
孫悟空さんもこんなツイートをしているぐらいですからね。w
ああ、鹿児島なんか!
そしたらこの見た目ならほぼほぼヨメナかコヨメナだと思うぞ!
ただ、この仲間はちゃんと種まで同定すんには綿毛の長さ(0.1mm単位)まで見ねぇといけねぇんだ!
写真じゃちっと無理だからオラはこの手のはヨメナの仲間とか野菊の仲間とか言ってっぞ!— やけに植物に詳しい悟空 (@kusaiyajingoku) November 10, 2019
うん。それだけ詳しい人でもしっかりと見ないと判別できないんですね。。。そんな野草が沢山ありますから、しっかりと特徴を覚えておかなければいけませんよね。
このコヨメナはどうやら食べれるようで、上海料理でも使われる事が分かったので、その事についても説明していきます。
Contents
コヨメナは食べる事が出来る!
ちょっと朝早く起きたので、近くの山を散歩することにしました。その時、綺麗な花が咲いているのを発見。
キク科の野草かな?そう思い、摘んで帰りました。そしてしっかり調べてみると、『コヨメナ』という事が分かりました。そうと分かれば早速食べれるかどうか調査!
...すると、食べる事が出来る。
やったー。
テンションが上がった僕は、皆さんがどんな調理をしているのか調べてみることにしたのです。という事で、インスタを調査!
美味しそう...
若芽を刻んで干豆腐を切ったものと炒めるんですね!これは上海料理として出されている調理法です。
コヨメナは上海料理で使われていて、中国語で”若葉”が『馬蘭頭』と呼ばれている。
上海料理とは↓
中国の上海市を中心に食べられている、中華料理の江蘇料理(淮揚料理)の菜系に含まれる代表的な郷土料理の一つ。上海蟹、小籠包、生煎饅頭は日本でもよく知られた代表的料理である。
はい。皆さんは上海料理って一度は聞いた事がありますよね?有名です。ですが、一体何を以て上海料理と言われているのか分からなかったので説明させて頂きました。
上海料理は、通常『本帮菜(ベンバンツァイ)』と呼ばれるそうですね。甘い物が多いようで、そして量も少ないんだとか。僕みたいな大食いが上海に行っても満足出来なさそう。いや、そんな事はどうでもイイですね。w
コヨメナは上海料理で使われていて、若葉が『馬蘭頭(マーラントウ)と呼ばれるそうです。中国全域で食べる事があるそうですが、大連や北京では不思議と見当たらないんだとか。。。
インスタグラムでマーラントウの写真を投稿している人を発見しましたので見て下さい。
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うん。いい形ですね。wこの形にする意味が良く分かりませんが。何と併せる事が多いか調べてみたのですが、タケノコや豆腐、そしてハムですね。味付けはごま油や塩、そして砂糖と言ったシンプルなモノでした。
...コヨメナを使った料理はこれだけではないそうで、餅に使用されている事も分かりました。
上海のこの時期によく食べるヨモギ餅(青団)で、コヨメナ( 马兰头)を餡にしたものが売っていました。なかなか美味しい。コヨメナは上海料理でも前菜にもよく使われます。切り刻んだのを食べたことがある人も多いはず。春の代表的な野草の一つ。 pic.twitter.com/s47xEy9uog
— 藤田康介 6/19新刊『中医養生のすすめ』 (@mdfujita) April 13, 2020
中国ではコヨメナを様々な料理に使用している事が分かりますね。日本でこの野草を使った料理を見た事がありませんでしたから、国によっては全然ちがうのですね。そう考えると、コヨメナを使わない手はないでしょう。勿体ない!!!
コヨメナは薬草としても利用出来る。
コヨメナは開花期に根を取り、その根を乾燥させることにより、薬草として使う事が出来るそうです。煎じて飲むと、腹痛にも効果があるらしいですね。慢性気管支炎にも効くそうです。
嫁菜はコヨメナとオオユウガギクとの交配だと言われていた。
道端で見かける雑草に類する植物で、秋に薄紫か白い菊の花をつける。ただし、よく似た姿のキク類は他にもいくつかあり、一般にはそれらをまとめてヨメナと呼んでいることが多い。いわゆる野菊に類するものである。
ヨメナの染色体数は2n=63で、これは中国から九州に入ったオオユウガギク(2n=72)と南から侵入したコヨメナ(2n=54)の交配で生まれたと考えられている。
ヨメナは漢字で『嫁菜』と書かれますが、何故そのような漢字が使われるのかと言うと、女性が好きな野草で好んで摘んでいた事が由来になっている説と、畑の周りに沢山生えている事から鼠に食べて貰って畑の作物を食べられないようにする説があるそうです。
まあ、何を以て嫁菜と言われるようになったのかは謎に包まれていますね。嫁菜の若葉は美味しいですから、女性が好むという理由には納得しますね。
コヨメナの特徴。葉と花の画像。
- キク科
- 多年草
- 別名(インドヨメナ)
- 生息地(南方の湿った草地や畔)
- 高さ(30㎝から50㎝程)
- 花期(7月~10月。温かい場所であれば、早く咲くことも)
- 葉(下部の葉は倒被針状楕円系で粗い鋸歯と葉柄があるが、上部ではない。葉の大きさは下部の方が大きい。全てが対生するわけではない。)
- 葉の大きさ(10㎝程度)
- 花(淡紫色で後ろに反る)
コヨメナの花言葉。
コヨメナの花言葉について調べてみたのですが、あまり情報がありませんね...
何人か花言葉について記事にしていたのですが、それを見ると『愛の伝道師』という花言葉だそうです。そう言われているのならそうなのでしょうが、コヨメナの花言葉について話している人は少ないですね。。。
やはり、ヨメナが有名でコヨメナの事をしらない人が多いからでしょうか?ちょっとそこまでは分かりませんでした。
まとめ。
今回はコヨメナの食について調べました。日本ではコヨメナを使った料理を見る事はありませんでしたが、海外では上海料理として出されている事が分かったので、国によって全然違うと感じました。
なので見つけた時は、摘んで食べてみましょう。w
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